[原子力産業新聞] 2000年10月19日 第2059号 <4面>

[サイクル機構] 「もんじゅ」が設備点検入り

核燃料サイクル開発機構は13日、高速増殖原型炉もんじゅ (高速増殖原型炉、定格出力 28.0O万kW) について、毎年計画的に実施している設備点検を10月16日から約5か月の予定で実施すると発表した。

もんじゅは現在、1995年12月8日に発生した二次主冷却系ナトリウム漏えい事故のため停止中。

設備・機器の安全確保のため、これまでにも3回にわたり定期的な点検を行ってきている。

今回の設備点検では、毎年実施している安全保護系計器等の点検、二次主冷却系主循環ポンプの点検、ディーゼル発電機設備の分解点検等を実施することにしている。

また、設備保全の観点から、空調用冷媒設備の代替フロン化工事や、制御盤内電装品の交換工事等を実施して、来年の3月中にも点検を終える予定だ。


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