[原子力産業新聞] 2000年10月26日 第2060号 <12面>

[原産] 原子力年鑑が刊行

内外の動向を網羅

日本原子力産業会議は17日、「2000〜2001年版原子力年鑑」を刊行した。

本書は内外の原子力開発動向を分かりやすく解説したもので、1957年の刊行以来その豊富なデータと資料により関係者から高い評価を得ているわが国唯一の年鑑。日本と世界の原子力開発利用の現状と展望を知る情報源として幅広く活用されている。また今回初めて、約900項目にわたる索引を添付し、より一層利用し易くした。

さらに今回は、別冊「原子力のあゆみ」を同年鑑にセットで刊行。1895年の X 線の発見から今日に至るまでの原子力をめぐる出来事を記述と年表により網羅しており、特に1950年からは10年ごとの足跡を流れに則して紹介しているのが特徴。

2000〜2001年版年鑑は、「各国の原子力動向」「日本・海外の原子力機関」「潮流・年表」「JCO 臨界事故」「エネルギーと環境」「原子力発電動向」「原子力安全」「立地問題と国民合意」「核燃料サイクル」「放射性廃棄物対策」「原子炉等廃止措値」「軽水炉の高度化に向けて」「新型炉開発」「原子力産業の現状」「RI・放射線利用」「核融合/原子力船」「核不拡散巡る攻防」−の各章で構成されているほか、資料として原子力用語の略語、原子力安全委員会「ウラン加工工場臨界事故調査委員会」最終報告概要を掲載した。

B5判、上製本、本体544頁、別冊136頁。定価9,800円 (税込み、送料別)。

申込み・問合せは原産・出版グループ (電話 03-3508-2411) まで。


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