[原子力産業新聞] 2000年10月26日 第2060号 <3面>

[フランス] フラマトム社、米原発の取り替え用SGを受注

仏フラマトム社は4日、米国ミネソタ州で稼働するプレーリーアイランド原子力発電所1号機 (56万kW、PWR) の取り替え用蒸気発生器 (SG) の設計で米国のエクセル・エナジー社と契約を結んだことを明らかにした。

エクセル社の前身はミネソタ州の主要な電力会社であるノーザン・ステーツ・パワー (NSP) 社で、同社が運転するプレーリーアイランド発電所の SG は25年前に据え付けられたもの。新しい SG は2004年に同発電所に納入される予定となっている。フラマトム社はパリとサンマルセルにある同社の設計・エンジニアリング・チームと、同社の米国子会社である FTI のスタッフと共同で作業していく考えだが、FTI の起用は安全性関連の許認可で米国原子力規制委員会 (NRC) による規制を特に考慮してのこと。

フラマトム・グループは米国市場でも今後10年間に15の原子力発電所で約35基の取り替え用 SGの 需要があると見込んでいる。


Copyright (C) 2000 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.
Copyright (C) 記事の無断転用を禁じます。