[原子力産業新聞] 2000年11月2日 第2061号 <1面>

[東京電力] 柏崎刈羽3号用MOX燃料体検査を申請

東京電力は10月26日、柏崎刈羽原子力発電所3号機用の MOX 燃料 (ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料) の第1回装荷予定分 (28体) について電気事業法施行規則第78条に基づき、同日、通産大臣に対し輸入燃料体検査の申請を行った。

英国原子燃料会社 (BNFL) から関西電力が高浜発電所むけに輸入した MOX 燃料のデータに改ざんがあったことを踏まえて再発防止と検査強化を目的に電気事業法の施行規則などが7月に改正されたことを受けたもので、輸入燃料体の検査について「輸送前に十分な時間をとって申請する」旨の規定が明示されていることから早めに申請を行った。

同社では、今後とも地元の理解を得ながら、2001年に予定するプルサーマル計画の実施に向け諸準備を進めるとしている。


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