[原子力産業新聞] 2000年11月2日 第2061号 <3面>

[フランス] フラマトム社、チェコ・ドコバニ原発の安全改善を受注

フランスのフラマトム社とシュナイダー電機から成る企業連合は10月12日、チェコのドコバニ原子力発電所 (各44万kW、VVHR 4基) の安全システム性能改善作業を請け負ったと発表した。

同企業連合の具体的な作業は格納容器の無い第二世代の旧ソ連型 PWR (V213型) である4基すべてについて、原子炉防護および事故時の運転を計装制御 (I&C) するシステムを改善すること。15年前に初号機が運開した同発電所では2005年から2009年までの期間に徐々に設備の性能向上が図られることになっている。

改善作業ではフラマトム社とシュナイダー社が共同開発した「スピンライン3」と呼ばれるデジタル防護システムの設置が中心になる予定だ。


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