[原子力産業新聞] 2000年11月9日 第2062号 <3面>

[ウクライナ] チェルノブイリ閉鎖問題で国際議員会合を計画

国際チェルノブイリ・センターが伝えたところによると、ウクライナはチェルノブイリ原子力発電所の永久閉鎖が予定されている12月15日に先立ち、同月5日にG7のほかロシア、ベラルーシ、オーストリアなどの近隣諸国各国の議員、および欧州議会の議員を招いて閉鎖に伴う経済問題など議論することを計画している。

ウクライナ議会のS.ガブリシュ副議長は、この議員会合の開催を閉鎖後の同発電所を安全な状態に維持する諸活動に必要な資金の確保に役立てたいと言明。同議会に付属する原子力政策・チェルノブイリ事故の影響緩和に関する委員会のY.サモイレンコ委員長も、「国際社会や国際金融機関の注目を集めることができる」と指摘した。同会合では今後数十年を要すると予想される同発電所・廃止措置の手順が主な議題になる予定だ。


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