[原子力産業新聞] 2000年12月7日 第2066号 <1面>

[日本原燃] 使用済み燃料受入れ計画を発表

日本原燃は11月30日、国内の原子力発電所から出た使用済み燃料を六ヶ所村に搬入する前提となる安全協定の締結が終了したことから、今年度の燃料受け入れ計画を発表した。

今年度末までに東京電力福島第二原子力発電所などから、計97トンを受け入れ、本格搬入が開始の運びとなる。初搬入は12月19日、福島第二原発などから搬入される見通しだ。

計画では、東北電の女川原発から約11トン、東電の福島第二原発から約33トン、中部電の浜岡原発から約11トン、四電の伊方原発から約17トン、九電の川内原発から約13トン、原電の東海第二原発から約11トンの合計約97トンを受け入れる。

また、同社は今年度受け入れ計画に基づき、再処理事業開始時 (99年12月) に公表した「使用済み燃料の取得計画および予定再処理数量」を修正した。協定締結のスケジュールを勘案して99、2000年度の燃料受け入れ数量を実態に即する形で99年度は実績値の24トン (当初計画 50トン)、2000年度は計画されている97トン (同 250トン) に下方修正する。

2005年7月の再処理工場本格操業までに約1,600トンを受け入れるとの方針は変えず、2001〜2004年度までの受け入れ量を50〜100トン増やしている。


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