[原子力産業新聞] 2000年12月21日 第2068号 <8面>

[設立] 電力機材のネット調達で新会社

東京電力株式会社 (南直哉社長)、関西電力株式会社 (石川博志社長)、中部電力株式会社 (太田宏次社長)、三菱商事株式会社 (佐々木幹夫社長)、三井物産株式会社 (清水愼次郎社長) の5社は14日、EC (電子商取引) 市場における電力 e マーケットプレイス運営会社「株式会社ジャパン・イーマーケット」を設立した。サービス開始は、2001年3月の予定。

新会社は、電力関係資機材を中心に多種多様な物品の取引をインターネットを活用したオープン市場で行う。これにより電力業界を中心にエネルギー産業界全体の資機材調達の価格低減や汎用化・標準化の進展がはかられ、バイヤーである電力各社ならびにそのグループ企業にとってコストダウンが期待できるとともに、サプライヤーとして参加する商社や重電メーカなどの各企業にとっても、ビジネスチャンスの拡大につながるものと期待している。

将来は、バイヤーとサプライヤーによる製品の共同開発やサプライ・チェーン・マネジメント、決済、物流等の付加価値サービスなどの提供に加え、グローバルな e マーケットプレイスとして電力関係以外の他産業や海外の e マーケットプレイスとの連結をはかり、5年後には取引総額約 3,300億円の規模をめざす方針だ。


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