[原子力産業新聞] 2001年1月18日 第2071号 <1面> |
[原電] 敦賀3、4号の環境影響評価準備書を届け出増設計画書も変更日本原子力発電は16日、建設を計画している敦賀原子力発電所3、4号機 (各APWR、153万8,000kW) の環境影響評価準備書を経済産業大臣に届け出た。地元の福井県知事、敦賀市長、美浜町長にも同日送付した。 あわせて増設計画書を一部変更し福井県と敦賀市に提出した。環境影響評価準備書との内容の整合性をはかるために計画書の内容を一部変更したもので土地利用計画を、3、4号機増設用地として従来の34万平方mから29万平方mにするなどとしている。 環境影響評価については、陸海域の生物への影響や工事にともなう騒音等の対策などが細かく評価されており、所要の対策を講じるとの内容になっている。今回、環境影響を最小限にするとの配慮から増設に要する用地をコンパクトにするなどの一部変更を行ったもの。環境影響評価準備書は、今月17日から2月16日までの1か月間、敦賀市役所をはじめ美浜町役場などで地元住民に対して縦覧され、意見書を受け付ける。また今月25日には敦賀市内で準備書に関する説明会を行う。 準備書の届け出から270日間以内に、行政の審査が行われ、地元自治体などからの意見を受けたうえで環境影響評価書の作成、届け出が行われ、国の電源開発計画組み入れ等の段階を迎えることになる。 なお、3号機は2009年度、4号機は2010年度の運開をめざしている。 |