[ドイツ] ヘッセン州、ビブリス原発改修で政府を提訴

ドイツのヘッセン州政府は先月、連邦政府が同州内にあるビブリスＡ原子力発電所 (122万5,000kW時、PWR) の改修工事実施を妨害し続けているとして裁判所に提訴した。

同州では９９年４月に原子力支持派のキリスト教民主同盟 (CDU) が緑の党と社会民主党 (SPD) から州の政権を奪還。しかし、その直前の９８年秋に連邦政府の原子炉安全省 (BMU) がこれら反原子力の両党に渡っていたため、同発電所の改修工事認可は発給されずにいる。