[原子力産業新聞] 2001年2月8日 第2074号 <3面>

[仏-独] 固化体返還輸送を3月に再開へ

フランスのL.ジョスパン首相は1日、ドイツの使用済み燃料を再処理した後に残ったガラス固化体の返還輸送で両国が正式に再開に合意したことを明らかにした。初回の輸送は3月末か4月初旬にも実施される予定だ。

この合意は昨年11月、両国首脳がこの問題について仏で会談した際に創設が決まった作業部会の審議結果に基づいている。再処理契約に基づくガラス固化体の返還は、ドイツから新たに使用済み燃料を受け入れるための条件として10月に仏側が通告していたもの。

初回の輸送が無事に済めば、年内にも第2回目を実施するほか、その後も年に最低2回のペースで行われることになる。


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