[原子力産業新聞] 2001年2月15日 第2075号 <4面> |
[原文振] 総括のエネフォーラム開催「PA手法に一工夫を」地域参加者から有益な意見日本原子力文化振興財団は10日、東京・千代田区内幸町の富国生命ビルで「エネルギー問題フォーラム東京」を開催した。このフォーラムは、「需要が増大する中でエネルギーを安定的に供給し、環境問題に関する国際的責務を果していくためには、省エネ、新エネ、原子力の開発・導入が不可欠」との背景の下、今年度中に全国8つの会場で実施された「エネルギー問題研究会」の、言わば集大成として実施されたもので、会場には全国各地から多くの参加者が集まり、熱心に聞き入っていた。 会では各地域ブロックからの代表者が、高レベル放射性廃棄物処分 (札幌会場)、原子力発電の必要性 (仙台会場)、エネルギー教育 (大阪会場)、原子力と再生可能エネルギーの未来 (高松会場) などといった諸問題をテーマに発表を実施したが、その中で「原子力 PA の一工夫−マジックで見る原子力の話し」を行った福岡会場の宮田晃一代表は、「原子力推進を行う人は、説明がヘタクソだ」との観点から、独自に開発した原子力をわかりやすく説明する「マジック」を披露。会場を大いに沸かすとともに、とかく専門的になりがちな原子力 PA に一石を投じた。 |