[原子力産業新聞] 2001年3月1日 第2076号 <4面>

[原産] 放射光研究会開催へ

2会場で研究促進はかる

日本原子力産業会議は、青森県と六ヶ所村の後援により15、16日の両日、青森市と八戸市の2会場で「むつ小川原地域における放射光施設整備研究会」を開催する。放射光に係る知識の啓蒙啓発および、放射光施設を利用する研究者等の掘り起こしとその組織化、ネットワーク化を図るのが狙い。

同研究会では、両会場とも特別講演1件を含む講演4件を行う。日時、会場、講演内容は、▽3月15日午後1時〜 / ホテル青森「善知鳥 (うとう) の間」(青森市堤町) / 特別講演「放射光利用の展望−世界の潮流から」(千川純一氏・兵庫県立先端科学技術支援センター)、「ヒトゲノム解析とタンパク質構造ゲノミクス−ポストゲノム時代のパイオインフォマティクス」(八尾徹氏・理化学研究所)、「放射光を利用したX線顕微鏡による生体の微細構造観察」(伊藤敦氏・東海大)、「放射光X線分光顕微鏡による微量元素分析−環境試料から生体試料まで」早川慎二郎氏・広島大) ▽3月16日午後1時〜 / よねくらホテル「ヴェルサイユの間」(八戸市糠塚字蟹沢) / 特別講演「放射光利用の現状と今後の可能性」(上坪宏道氏・高輝度光科学研究センター)、「放射光を利用した触媒のキャラクタリゼーション」(松林信行氏・物質工学工業技術研究所)、「血管再生療法と放射光微小血管造影」(盛英三氏・国立循環器病センター研究所)、「SPring-8 で見えてきたもの−材料関係を中心にして」(下村理氏・原研) −を予定している。

参加費は無料。参加申込み、問合せは、原産・立地 PA グループ (電話 03-3508-7927) まで。


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