[原子力産業新聞] 2001年3月15日 第2079号 <4面>

[原研] 低線量放射線データベースを公開

日本原子力研究所は、放射線の健康影響とリスクおよび放射線防護に関する最新情報をインターネット上で今月中にも公開する。

この情報は「低線量放射線安全評価データベース」として、原子力施設からの放射線や CT 等の医療放射線の利用等による健康影響についての最新情報を、系統的にかつ的確に提供しようというもので、原研のホームページ (http://www.jaeri.go.jp/dresa/top.htm) に掲載される。「放射線の人体への影響はどのようなものか? 放射線のリスクはどのくらいか? 放射線からの防護はどのように行うのか?」など、一般の人々にも分かりやすく解析した情報と、その根拠となる最新の学術データを掲載しており、自治体関係者や専門家にとっても十分利用できるデータベースとなっている。

同データベースの整備は、原研が1994年度から科学技術庁 (現文部科学省) の委託を受け取り組んできたもの。同データベースはまた、CD-ROM として、原子力施設立地市町村とその周辺の自治体、原子力施設立地市町村に所在する学校、関連機関等、ならびに一般の希望者に無料で配付される。

問合せは、原研東海研究所 (電話 029-282-6168、Eメール dresa@popsvr.tokai.jaeri.gojp) まで。


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