[原子力産業新聞] 2001年3月29日 第2081号 <3面>

[米国] エネ省、濃縮工場の一時閉鎖に支援金

米国エネルギー省 (DOE) のS.エイブラハム長官は1日、今年6月で一時閉鎖・冷態待機状態に置かれる米国濃縮会社 (USEC) のオハイオ州ポーツマス工場に対し、1億2,570万ドル (約151億円) の支援金を提供すると発表した。

この資金援助はG.ブッシュ大統領が約束していたもので、工場内の設備を冷態モードに変え、防護するための作業、従業員の配置転換プログラムなどに活用される。今年度と来年度の2回に分けて、それぞれ5,920万ドル (71億円) と6,650万ドル (79億8,000万円) が支給される予定だ。

エイブラハム長官はエネルギー・国防政策における同工場の貢献が、エネルギーの必要性や防衛についてブッシュ政権が長期的に見直ししていく際の一部分となるよう、同州政府とともに努力していくと述べた。


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