[原子力産業新聞] 2001年4月12日 第2083号 <4面>

[原子力安全委員会] 緊急連絡体制を強化へ

原子力安全委員会は原子力防災の緊急連絡体制を強化するため安全委員や事務職員に配布した携帯電話に災害・トラブル情報を一斉に伝えるシステムを導入することにした。

従来は、安全委員をはじめ事務職員や関係者に人手による電話連絡を行っていたが、自動一斉連絡装置を使って短時間に連絡を行き渡らせるようにする。録音メッセージなどを使い、事故の概略を電子音声合成で伝えたり、より具体的な情報を音声で連絡するという。受け手がメッセージを再確認したり、発信側が受信の状況を確認できるなどの機能をもたせている。

今月中に通報訓練を行って確認したあと、本格運用を開始する。


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