[原子力産業新聞] 2001年4月19日 第2084号 <1面>

[プルサーマル] 刈羽村、住民投票条例案を可決

プルサーマル計画について、同計画の賛否を問う住民投票条例案を審議する刈羽村の臨時議会が18日に行われ、賛成9・反対6で可決された。

住民投票条例案は、昨年12月の村議会定例会で賛成9対反対8の誤差で可決されたが、この結果を受けた品田刈羽村長は、同村は1999年3月に、東京電力に対して事前了解を行っていたことから、「約束を守ることは大切」として、同案を議会へ差戻して再審議を要求。採決の結果9対9の同数となり、可決に必要な出席議員3分の2以上の票が集まらず、住民投票条例案は廃案となっていた。

しかしその後、制定を求める議員らが中心となり、条例案審議の直接請求を求める署名運動を展開。請求に必要な「有権者の50分の1以上」の署名が集まったため、今回の審議が行われた。なお、18日現在、村長が再び「再議権」を行使するかどうかは不明だ。


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