[原子力産業新聞] 2001年4月26日 第2085号 <1面>

[プルサーマル] 刈羽村、導入巡り住民投票へ

品田宏夫刈羽村村長は24日、今月18日の臨時議会で可決された東京電力の柏崎刈羽原子力発電所へのプルサーマル導入をめぐる住民投票条例に基づき、来月27日に住民投票を実施する方針を明らかにした。

条例は今月25日に交付され、来月17日に告示の運びとなる。プルサーマルをめぐってその賛否を問う住民投票は全国で初めてのケース。

東京電力では、柏崎刈羽原子力発電所3号機への MOX 燃料導入について、今月17日から開始した第6回定期検査のなかで実施する計画だが、地元の理解を得る努力を引き続き行い、その状況を踏まえて判断する考え。

これに先立つ今月20日には、電気事業連合会の総合政策委員会 (社長会) で経済産業省から担当官が出席し、官民とも改めてプルサーマル計画の推進を確認している。

原子力委員会も20日、プルサーマル計画の推進に関する緊急メッセージを明らかにし、関係自治体や地域の住民との積極的な意見交換を通じて理解を求めていく方針を明らかにした。


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