[原子力産業新聞] 2001年5月17日 第2087号 <1面>

[総合資源エネ調] 電源開発分科会、上関1、2号を承認

電源計画組入れへ

中国電力の上関原子力発電所1、2号機建設計画で、経済産業省は11日、同計画を今年度の国の電源開発基本計画に組み入れることについて、首相や関係閣僚から「異存なし」との結論を得て、16日に開かれた総合資源エネルギー調査会の電源開発分科会 (かっての電源開発調整審議会に相当) が上関1、2号機を電源開発基本計画上程を承認した。今後、経済産業相が基本計画への組み入れを決め、計画はいよいよ具体化に向け動き出す。

上関原子力発電所1、2号機は、中国電力初となる改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR) で、出力は各137万3000kW。1号機は2007年度着工、2012年度運開が。

また2号機は2010年度着工、2015年度の運開が、それぞれ予定されており、96年に地元対する建設申し入れが行われ、昨年10月には第一次公開ヒアリングが開催されている。


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