[原子力産業新聞] 2001年5月24日 第2088号 <3面>

[スペイン] ENDESA、一部発電設備、売却へ

原子力は10%程度

スペイン最大手の電力グループである ENDESA は先月末、26万kW の原子力設備を含む合計261万kW の発電設備を売却する方針を取締役会で承認した。

これは同社の「価値創出計画」の一環を成すもので、自社の発電設備売却により最終的には発電会社と配電会社の両方を傘下に置く新たな持ち株会社を設立することになると説明。売却予定の発電設備のうち、原子力が10%を占めるほか、石炭火力は35%、石油/ガス火力は30%、水力は25%になるという。

同社はスペインで稼働する原子炉9基のうち5基について所有権 (アルマラス1、2号機の36.02%、ヴァンデロス2号機の72%、アスコ2号機の85%、アスコ1号機の100%) を保持しているが、同社のR.ミランダ最高経営責任者 (CEO) は「どの発電所を売却するかはまだ決定していない」と述べている。


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