[原子力産業新聞] 2001年6月21日 第2092号 <1面>

[会談] 平沼経済相、青森、新潟両知事と会談

平沼赳夫経済産業大臣は18日、青森県庁を訪れ、木村守男青森県知事と会談。同県に対して、使用済み燃料の受入れなど引き続き核燃料サイクルに協力することを求めた。

会談で平沼経済相は、プルサーマルについては政府が一体となって取り組んでいく方針であることを表明するなど、政策に変更のないことを強調。これに対して木村知事は、国の政策に変わりがないことが確認できたとして、引き続き六ヶ所村への使用済み燃料の受入れを行っていく考えを明らかにするとともに、日・欧・露の3極で計画を進めている国際熱核融合実験炉 (ITER) について、あらためて青森県内への誘致を目指す意向を伝えた。

また平沼赳夫経済相は15日、経済産業省を訪れた平山征夫新潟県知事と会談し、プルサーマル計画などわが国のエネルギー政策に対して引き続き協力を求めるとともに、プルサーマル計画に対する国民の理解促進に政府一体となって努力するとの考えを伝えたことを同日の会見で明らかにした。


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