[原子力産業新聞] 2001年6月28日 第2093号 <2面>

[東海再処理施設] 第1キャンペーン終了

核燃料サイクル開発機構は26日、東海再処理施設の運転 (01-1 キャンペーン) 終了について発表した。今年3月8日からの実施分で26日までに終了、この間、使用済み燃料の受入れ量はふげん発電所使用済み燃料が約10.4トン、使用済み燃料の再処理量は軽水炉使用済み燃料の約23.9トン、ガラス固化体製造数は23本。今後、国が行う第14回施設定期検査のうち運転を停止した状態で行う検査の受検、定期的に実施している点検・整備作業、及び設備の交換・更新作業が予定されており、7月中旬に受検を開始し、警報装置の作動確認及び安全保護回路の作動試験等の運転を停止した状態で行う検査を9月下旬まで実施される。

なお、10月上旬からは次の運転 (01-2 キャンペーン) を開始し、製品の回収率及び高放射性廃液蒸発缶の処理量等の運転した状態で行う検査を受検することになっている。

また、定期的に実施している点検・整備作業としては、溶解槽の点検、計装計器類の点検・整備等を行う。設備の交換・更新作業としては、酸回収工程のスチームジェットの交換工事等の作業を予定している。


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