[原子力産業新聞] 2001年7月5日 第2094号 <1面>

[原子力委員会] 専門部会など正式設置

「懇談会」で広く市民参加

内閣府への移行に伴い審議体制の再構築を検討してきた原子力委員会は3日、市民参加型の懇談会と6つの専門部会の設置を正式決定した。

「市民参加懇談会」は、原子力政策の決定過程における市民の参加拡大を通じて一層の理解促進を図るもの。プルサーマルをめぐって国民・社会と国・事業者との意識の差が浮き彫りになる中、原子力政策への市民参加の促進や国民理解の増進方策を調査検討する役目を負う。

「総合企画・評価部会」では、新長期計画に盛り込まれた各分野毎の調査審議内容の調整とともに原子力政策全般に対する総合的な評価を行うもの。

このほか、「研究開発専門部会」や、「放射線専門部会」「原子力発電・サイクル専門部会」「国際関係専門部会」の各専門部会の設置も決めた。


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