[原子力産業新聞] 2001年7月5日 第2094号 <2面>

[電中研] 企画力強化など狙い組織改正

電力中央研究所は、電気事業の自由化に代表される業界の変化を先取りし、社会の要請にこたえる目的で、1日に組織改正を実施した。

具体的には従来の企画部と経理部、事務センター研究管理機能を再編し、「経営企画部」と「研究企画部」を新設。一方、 (1) 横須賀研究所に「機能材料部」を新設し、各部ごとに展開している材料研究を集中・拡充させる (2) 我孫子研究所構造部を、材料研究に関し材料の分析・評価に加えて開発・利用に力点をおき、「材料構造部」とする (3) 我孫子研究所地質部を、地下空間利用に関する専門家集団とするため、地下水、岩盤に関する研究を加え「地圏環境部」とする (4) 我孫子研究所水理分を、局地気象を含めた流体の専門家集団とするため、局地気象に関する研究を加え「流体科学部」とする (5) 狛江研究所界面科学部を、材料と科学の専門家集団とするため、現在原子力システム部が研究している「放射性物質の科学的挙動に関する研究」を追加する−など、新たな展開を図る。


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