[原子力産業新聞] 2001年7月5日 第2094号 <3面>

[ウクライナ] R4/K2計画で新規協定締結

ウクライナの電力会社であるエネルゴアトム社とフラマトム ANP 社の率いる企業連合は6月22日、ウクライナのロブノ4号機およびフメルニツキ2号機 (各100万kW) の完成計画 (R4/K2) で第2段階の設備近代化協力協定を原則的に結んだ。

1億2500万ユーロ (約134億円) のこのオプション協定は両炉の操業時の性能向上を目的としたもので、両炉が運開してから最初の3回の停止期間中に作業が実施されることになる。

両者は昨年10月、第1段階の協力協定を原則的に締結しているが、これは90年代初等に作業が中断していたロシア型 PWR である両炉を完成させるとともに、旧西側諸国の安全基準に合致するよう性能改善することが目標。現時点での完成予定はK2が2004年、R4は2006年となっている。

これら2段階分の協力を含む契約総額は約7億ユーロ (749億円) に達する見込みで、企業連合側は欧州復興開発銀行 (EBRD) や欧州原子力共同体 (ユーラトム)、輸出信用機関らによる資金供与が最終的に決まり次第、両炉の完成/近代化計画の作業を開始する考えだ。


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