[原子力産業新聞] 2001年7月12日 第2095号 <2面>

[原産] 駐日大使、原子力担当官招きレセプションを開催

西澤会長「原子力、正当な評価を」

日本原子力産業会議は9日、東京都千代田区の東海大学校友会館で我が国に駐在する関係各国の大使や大使館原子力担当官等を招いてレセプションを開催した。レセプションにはベラルーシ大使や原子力・科学技術担当官約30名、ならびに国内原子力関係者約70名が参加した。原産会議の西澤潤一会長は挨拶の中で、米国の最近の原子力を見直す動きを歓迎するとともに、我が国でプルサーマルが計画通りに進展していないことは残念とした上で、エネルギーセキュリティや環境保全のためには、40年以上の実績がある原子力発電を利用していくことが不可欠だと強調した。さらに西澤会長は、16日からボンで始まる COP6 再開会合に触れ、「原子力は世界の電力量の17%を賄い18億トンの CO2 排出を抑制している点からも、COP6 での交渉で原子力が温暖化防止技術として正出な評価を受けるべきだ」として、参加各国大使館関係者に温暖化防止に果たす原子力の役割を強く訴えた。


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