[原子力産業新聞] 2001年7月19日 第2096号 <1面>

[経済産業省] 上関原発新設で環境影響評価を了承

中国電力の上関原子力発電所1、2号機建設計画について、経済産業省は同計画に関する環境影響評価書を審査の結果、「環境保全について適正な配慮がなされている」と結論、13日に中国電力に通知した。

中国電力は1999年4月に、発電所建設計画の概要、周辺環境の現況ならびに環境保全のための対策と影響の予測・評価などを取りまとめた「環境影響調査書」を、通商産業省 (現経済産業省) に提出。それをもとに、地元の意見や通商産業大臣 (現経済相) の意見などを踏まえて検討および追加調査を実施するとともに、経済産業省から十分反映するよう要請を受けた、電源開発関係府省協議会における環境保全に係わる意見なども反映し、「環境影響評価書」として6月15日、経済産業大臣に提出していた。

今回の確定通知受領を受けた中国電力は16日、評価書および要約書を山口県および上関町へ送付するとともに、翌17日からは上関町役場、周辺自治体庁舎、山口県内の中国電力事業所など合計24か所で、1か月間にわたる縦覧を開始した。


Copyright (C) 2001 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.