[原産] 原子力ポケットブックを刊行

日本原子力産業会議は２３日、２００１年版「原子力ポケットブック」を刊行する。１９６４年の刊行以来、原子力データバンクとして広く活用されている。

今回は、昨年１１月策定の新「原子力長期計画」の全文を掲載するとともに、新長期計画に続く今年１月の中央省庁再編による原子力安全規制体制の強化に焦点を当て詳細に記述しているのが特長。さらに、原子力安全、MOX 燃料、バックエンド、エネルギー・環境問題等についても関係機関の協力を得て大幅な改訂を行った。

本書の構成は、 (1) 原子力の研究、開発および利用に関する長期計画 (2) 人口・エネルギー・資源・環境と原子力 (3) 安全確保 (4) 情報の公開と国民の理解の増進 (5) 原子力発電の見通しと原子力施設の立地の促進 (6) 軽水炉体系による原子力発電 (7) 核燃料サイクルの技術開発 (8) バックエンド対策 (9) 原子力科学技術の多様な展開と基礎的な研究の強化 (10) 核不拡散へ向けての国際的信頼の確立 (11) 国際協力の推進 (12) 原子力開発利用の推進基盤の強化 (13) 我が国の原子力産業 (14) 換算表・略号表等 -- の１４章からなり、付録に最新のデータを盛り込んだ原子力年表。各種資料作成や調査研究、PA 対策には必須の一冊。

Ｂ６判５７８頁、上製ビニール表紙装。定価５６００円 (税込み、送料別)。問合せは、原産の情報発信・出版グループ (電話 03-3508-7930) まで。