[原子力産業新聞] 2001年8月2日 第2098号 <2面>

[原子力安全委員会] 原子炉解体の安全確保

規制面の進展受け見直し

原子力安全委員会は6日、原子炉施設の解体についての安全確保の考え方をとりまとめた。

1985年に日本原子力研究所の動力試験炉 (JPDR) 解体試験に伴ってまとめた安全の考え方を基本に、その後、商用発電炉での蒸気発生器交換やシュラウド交換等の実績や解体技術の進展を踏まえるとともに、クリアランスレベルの考え方や低レベル廃棄物の陸地処分の考え方など、規制上でいくつか決定された事項を踏まえて、表現などを改め、「原子炉施設の解体に係る安全確保の基本的な考え方」として改訂を行ったもの。この考え方には原子炉の機能停止措置のあり方や解体中の原子炉の維持管理のあり方、解体作業における安全確保のあり方、解体の完了の確認のあり方などが示されている。


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