[原子力産業新聞] 2001年8月2日 第2098号 <2面>

[東京電力] むつ調査所、中間貯蔵所立地調査で海上から音波探査

青森県むつ市への使用済み燃料中間貯蔵施設の立地可能性調査を進めている東京電力むつ調査所は2日、調査の一貫として海上からの音波探査を開始した。

調査船に曳航された装置から1万ボルトの電圧で0.5秒間隔で出した音波を海面下の地層にあてながら、反射してきた音波を受信することで海底下の断層や地質の構造を確認するもの。

今後およそ1か月の間に、大畑町西端から東通村尻屋崎まで25キロメートルの前面海域沿岸部を対象に探査していく予定だが、天候条件が影響するほか、地元漁協のひとつが区域での調査実施に難色を示していることもあり、作業終了時期が延びる可能性もあるという。


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