[原子力産業新聞] 2001年8月2日 第2098号 <3面>

[台湾] 金山原発で緊急時訓練を実施

台湾原子力委員会 (AEC) は7月26日、台湾の北端に位置する金山原子力発電所 (各63万6000kW、PWR 2基) で実施された緊急時訓練が成功裏に終了したことを認めた。

AEC によると、同訓練の初期ステージは現地スタッフの緊急時対応能力を診るため事前の連絡なしに13日に開始されたという。1週間ほどかけたその後のステージでは、すべての原子力緊急時対応チームの連絡体制や起動体制、避難手順など公共安全対策が試験されたほか、一般大衆に対しても原子力緊急時計画の概要が通知された。

訓練に動員された人数は約1000名ほどで、関係スタッフらは緊急時の指示を遵守して行動。同発電所の半径5キロメートルに居住する住民達も通達に従って万全の備えで訓練に対応したとしている。


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