[中国] 政府から電力企業を分離

【広州８月８日発新華社＝中国通信】中国の広東省電力集団公司から分離された「広東省広電集団有限公司」と「広東省粤電資産経営有限公司」が８日に開業した。

電力網会社である広電集団有限公司は、広東省全体の電力網と同社の電力網に接続されている発電所に対して統一的な調整機能を持つほか、電力販売とサービスを行う。一方の粤電資産経営有限公司の方は、発電会社として市場の競争に参加することになる。これにより広東省は、中国全土に先駆けて発電所と電力網を分割する実質的な一歩を踏み出し、電力価格が自由化され、規範化された電力市場の構築に必要な条件を整えられたとしている。

広東省では現在、総出力２４０万キロワットの揚水発電所のほかに、広東・大亜湾原子力発電所も稼働中だ。