[原子力産業新聞] 2001年9月6日 第2102号 <2面>

[放射性廃棄物] 返還固化体の搬入で確認申請

東京など4電力

東京電力、関西電力、中国電力、四国電力は8月24日、2001年度下半期に青森県・六ヶ所村の日本原燃廃棄物管理施設に搬入を予定している返還ガラス固化体152本のうち68本について、国に対して事業所外廃棄確認を申請した。

電力10社は、原子力発電所から発生した使用済み燃料の再処理を仏国 COGEMA および英国 BNFL に委託しており、再処理にともない発生する放射性廃棄物は、契約にしたがい我が国に返還されることになっている。「事業所外廃棄確認」は、輸入した放射性廃葉物を国内の廃棄物管理施設に廃棄する場合、原子炉等規制法に基づいて、廃棄物を輸入し廃棄しようとする原子炉設置者に義務づけられている制度。

今回申請が行われた放射性廃棄物は、1990年前半〜97年前半に、仏 COGEMA 社で固形化されたもので、ガラス固化体で東京電力14本、関西電力34本、中国電力と四国電力がそれぞれ10本ずつとなっている。


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