[原子力産業新聞] 2001年9月6日 第2102号 <3面> |
[中国] 今後5年間のエネ発展計画を公開中国の国家発展計画委員会は8月10日、新エネルギーと再生可能エネルギーの開発を今後5年間の重点分野とする「エネルギー発展計画」を明らかにした。 同計画によると、中国は2005年までにエネルギー構造の調整を大幅に進展させることになっており、一次エネルギーの消費に占める石炭の割合は2000年と比較して3.88ポイント低下する一方、天然ガスや水力などのクリーン・エネは5.6ポイント上昇すると予測。目標としては、今後5年間に年平均で天然ガス生産量は13.19%、水力発電量は8.38%、原子力発電量は67%拡大させていくが、これらの数値は一次エネ生産量の年平均伸び率である3.87%を大きく上回っていると指摘している。同計画はまた、中国の発電設備容量は2005年までに3億7000万kW に、発電電力量は1兆7300億kW 時に達すると予想している。新エネと再生可能エネの開発については、中国は多様な方法を通じて外国の先進技術を導入していく考えで、割当制度などの優遇政策を適用していくとしている。 (中国通信) |