[原子力産業新聞] 2001年9月13日 第2103号 <2面>

[原産] 原動研が会員募集

双方向の交流にむけ新たなグループを設置

日本原子力産業会議は、2001/2002年度「原子動力研究会」の会員募集を開始した。

同研究会は、原子力分野の人材育成を目的に1958年に発足して以来、原子力の開発利用に関する技術的・経済的諸問題について、原産の会員である企業および団体の職員が共同で、各専門分野ごとにグループを編成し、調査研究や情報交換等を行っているもの。

同研究会の活動期間は1年 (9月〜翌年8月) 。9つのグループ別に研究会または施設見学会を原則月1回開催し、必要に応じてグループ合同の研究会も行う。また、毎年度研究活動終了後に「年会」を開催し、1年間の研究成果の報告を行うとともに講演やシンポジウムを併催する。

同研究会では、原子力発電に関する国民の合意形成を図るには、国・企業と国民の双方向の意志疎通を円滑に進めるコミュニケーション能力を備えた実務者が求められていることから、今回から新たに『パブリック・コミュニケーショングループ』 (主査・神山弘章電中研名誉研究顧問) を設置。 (1) コミュニケーション入門 (2) 原子力初歩入門 (3) 講演 ---- 世界のエネルギー情勢について (4) ディベート学習 (5) 見学会 ---- 等を通して、文科系、技術系の人それぞれの得意分野を学び取り、経験者を交えて相互研修することを計画している。

2001/2002年度は新設の『パブリック・コミュニケーショングループ』の他、次の8グループ・主査で研究を行う。『経済/環境グループ』(鈴木利治東洋大教授)、『計装制御グループ』(鈴木穎二工学院大名誉教授)、『原子力安全グループ』(星蔦雄高度情報科学技術研究機構理事)、『高速炉・将来炉グループ』(吉見宏孝富士電機 FBR プロジェクト部長)、『バックエンド技術グループ』(小泉忠義ペスコ顧問)、『燃料・材料グループ』(山脇道夫東大教授)、『プラント建設グループ』(鈴木偉之日本アドバンストテクノロジー専務)。

年間参加費 (1名当たり1グループにつき) は原産会員13万6500円 (消費税込)、会員外21万円 (同) 。但し、施設見学会等の特別な費用は除く。

申込み締切りは10月19日。申込み、問合せは原産・計画推進本部人材養成グループ (電話 03-3508-7931) まで。


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