[原子力産業新聞] 2001年9月20日 第2104号 <3面>

[スウェーデン] SKB、国際事業専門の新会社設立

スウェーデン核燃料・廃棄物管理会社 (SKB) は6日、国際的な業務を専門に扱う新たな部門となる SKB International を設立したと発表した。

新会社の常務となったB.グスタフソン氏によると、SKB が長年に渡って蓄積してきた放射性廃棄物の取り扱いに関する専門知識や経験には近年、諸外国からの需要が次第に高まってきている。これまで同社は主にロシアやバルト3国などを中心に事業契約を結んできたが、今後は特に日本などのアジア諸国で実質的な需要が期待できると見込んでいる。

新会社はまた、貴重な専門技術の調達が可能になるよう Sycon International 社、および SwedPower 社とも共同協定を締結したとしている。SKB のこれまでの対外契約としては、エストニアのパルディスキで廃止された原子力潜水艦の浄化、リトアニアのイグナリナ原子力発電所の放射性廃棄物管理コンサルティングなどがある。


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