[原子力産業新聞] 2001年9月27日 第2105号 <1面>

[三重県] 海山町原発誘致で、住民投票条例を可決

町民の意思問う、11月にも実施

三重県海山町議会は21日午前の本会議で、同町が原子力発電所を誘致することについて町民の意見を聞く住民投票条例案を、賛成多数で可決した。投票は条例施行の日から30日経過した後、60日以内と定められていることから、11月中に投票が行われる見込みという。

電力会社が候補地を決める前に、住民投票が行われるのは全国で初。

投票は誘致賛成・反対のいずれか一方に「○」を記入する二者択一方式になるものと見られており、町長および町議会は、有効投票数の過半数を占めた意思を尊重するとしている。

なお、投票資格者となる海山町の選挙人登録者数は、約9000人。


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