[原子力産業新聞] 2001年10月11日 第2107号 <2面> |
[原子力の日] 「原子力の日」ポスター、各賞の受賞作品を決定文部科学省と経済産業省は9日、「原子力の日」の広報活動の一環として公募していた「原子力の日・ポスターコンクール」の審査結果を発表した。 第8回となる今回は、子供部門 (小学生以下) 1400点、一般部門1534点、学校参加特別賞に小学校335校、中学校273校の応募があった。その中から、文部科学大臣賞を受賞し、ポスターに選ばれたのは、三重県の幼稚園に通う伊藤優 (まさる) くん (6歳) の作品。「いつも使う電気を絵にしてみたかった」という思いで描いたという。応募作品の審査委員長を務めたグラフィックデザイナーの永井一正氏は、「この年代でないと描けない無邪気さと発想の良さがある。擬人化された電球が電気のコードみたいなもので手足を作りながら本当に嬉しいんだというような表情が溢れている。明るさと電気のある生活の幸せさがこの作品から滲んでいるように思う」と評している。 また、惜しくもポスターには選出されなかったものの、経済産業大臣賞には、愛媛県の主婦・坂上理恵さんの作品が選ばれた。このほか、子供部門から優秀賞1点、佳作3点が、一般部門から優秀賞1点、佳作4点がそれぞれ入選。また学校参加特別賞には長崎県長崎市立山里小学校と千葉県香取郡下総町立下総中学校が選ばれた。 文部科学大臣賞を受賞した伊藤優くんの作品は、「原子力は、元気エネルギー。」というキャッチフレーズを入れて「原子力の日」のポスターとして全国の主要新聞掲載、駅に掲出されるほか、全国の小、中学校、図書館、自治体、関係機関等に送付される。 優秀賞、佳作入選者名 (敬称略) 【子供部門】▽優秀賞=嶋田修一郎 (小学6年) ▽佳作=前川佳裕・拓大 (小学5年、2年)、寺師奏 (小学5年)、永井美宇 (小学6年)。 【一般部門】▽優秀賞=植田洋子 (会社員) ▽佳作=中島信久 (会社員)、酒井繁美 (イラストレーター)、近藤朝美 (高校2年)、加藤寛之 (高校2年)。 |