[原子力産業新聞] 2001年10月11日 第2107号 <4面> |
[GE横河メディカル] X線骨密度測定器を販売低被ばくペンシルビーム式GE 横河メディカルシステム (GEYMS) は、骨密度測定装置の世界的主力メーカー・米 GE メディカルシステムルナー社製の骨密度測定装置3種類を大学病院をはじめ一般病院、検診所などを対象に同時発売した。 骨密度診断装置には、高速かつ高精細な診断が可能で大規模病院の整形外科で使用されるX線方式と、小型可搬型で主に産婦人科や小児科、整形外科で使用される超音波方式があるが、今回販売するのは、X線装置『DPX-NT』2機種と、ならびに『DPX-MD+』、超音波装置一機種『A-1000EXPRESS』の、計3機種。 X線方式の新機種『DPX-NT』と『DPX-MD+』は、微量のX線を腰椎測定部位に照射し、通常腰椎の骨量を測定する DXA (二重エネルギーX 線吸収測定法) を用いた骨密度測定装置。これら2機種は Windows NT を搭載し、ユーザーからの操作性や機能性、臨床応用、ネットワークヘの細かな要望に対応できるようにしたほか、X線照射の際に拡大誤差がない低被ばくのペンシルビーム方式を採用した。両機種の違いとしては、『DPX-MD+』はベットサイズがコンパクトで開業医院や検診センター向けに適している。 超音波方式の『A-1000EXPRESS』は、超音波でかかとの骨の骨量を調べる可搬型の骨密度測定装置で、簡便で高精度な超音波骨密度測定ができる。重さは約10キログラムとコンパクトで軽量。 標準構成の販売価格は、『DPX-NT』が3360万円、『DPX-MD+』が2860万円。『A-1000EXPRESS』が1000万円。3機種合わせて初年度600台の国内販売を見込んでいる。 |