[青森県] 原子力賢人会議、MOX工場立地を議論

青森県の原子力政策賢人会議が (座長・大道寺小三郎青森経済同友会代表幹事) が１２日、青森市内で開かれ、日本原燃が六ヶ所村に計画中の MOX 燃料加工工場をめぐって審議が行われた。

この日は、出席した日本原燃から加工工場の建設計画について説明が行われるとともに、経済産業省や電気事業連合会が原子力長期計画に基づく国内 MOX 工場の必要性などを概説。これを受け、委員の間で意見交換が行われた。

賢人会議では今後、東海村の核燃料サイクル開発機構 MOX 加工施設の見学や、青森県の安全性チェック検討会の意見を聞くなどして、MOX工場立地についての見解をまとめていく見通しだ。

MOX 加工工場の立地をめぐっては日本原燃が８月２４日、県と六ヶ所村に対して協力の申し入れを実施。これに対し、木村知事は広く県民の意見を聞いたうえで、総合的に判断するとしている。