[原子力産業新聞] 2001年10月18日 第2108号 <3面> |
[フィンランド] 廃棄物処分場サイトで岩盤試験を1年延長フィンランドエネルギー連合会 (Finergy) が5日付けで伝えた所によると、同国の社会保健省の放射線・原子力安全センター (STUK) は今年5月に同国議会が建設計画を承認した使用済み燃料最終処分場予定地であるユーラヨキの岩盤試験を1年間延長して実施したいとの意向を表明した。 ユーラヨキはオルキルオト原子力発電所 (各87万kW、BWR 2基) が立地している区域だが、岩盤試験期間を延長すると2010年に予定されていた同サイトでの建設認可取得も当初日程から1年、遅れると予想される。しかし、同国で最終処分の研究およびプロジェクト実施に関する全責任を負っている POSIVA は、「例え建設認可の取得が1年遅れたとしても、2020年に予定している処分場の操業開始に影響することはない」との見方を示している。 |