[原子力産業新聞] 2001年11月1日 第2110号 <2面>

[日本原燃] 研究開発設備の変更申請

遠心機など増設へ

日本原燃は10月25日、ウラン濃縮技術の開発を行う研究開発棟に係る核燃料物質の使用について、文部科学大臣に対し変更許可の申請を行った。

今回の申請は、六ヶ所ウラン濃縮工場へ導入する遠心分離機の開発を高度化機から新型遠心機に移行したことから、研究開発棟での開発の効率化を図るため設備の一部を変更するもので、単機試験及び連続運転試験に用いる遠心分離機の増設、試験用コールドトラップの増設、発生回収装置の設置を行う。

変更点は、遠心分離機の増設として、単機試験用の遠心分離機を当初の6基から9基に変更し、連続運転試験用の遠心分離機を当初6基から18基に変更した。また試験用コールドトラップ (6フッ化ウランガスを冷却化して回収する装置) について、当初の1基から試験の効率化を考慮し2基に変更した。さらに発生回収装置 (6フッ化ウランを加熱し気化し、冷却固化して回収する装置等) についても、単機試験の効率化を考慮し2系統の装置を設置するもの。


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