[原子力産業新聞] 2001年12月6日 第2115号 <1面> |
[原産] ベトナムと原子力セミナー開く日本原子力産業会議は3日と4日の両日、都内で来日中のベトナム代表団との間で原子力セミナーを開催した。 ベトナム側からはホアン・ヴァン・フェイ科学技術環境副大臣をはじめとして、ヴォン・フー・タン原子力委員長、チャン・マイ・ハイン共産党中央委員ら10名が参加。日本側は、遠藤哲也原子力委員長代理のほか経済産業省、研究機関、電力、メーカーなどから関係者が出席した。 開会式では、フェイ副大臣が「ベトナムが今後工業化していくためにはエネルギー確保が必要。その中で原子力は重要な役割を果たすと考える。原子力産業で多くの経験を積んでいる日本とは交流も進んできていて、今回はそうした原子力交流のシンボルと言える」と挨拶した。セミナーはこの後、ベトナムの原子力開発や電力開発の現状と見通しが紹介されたほか、日本側から原子力発電計画から建設・運転における経験、人材養成・訓練、安全性、原子力発電と国民理解 −といったテーマで発表が行われ、参加者の間で意見が交わされた。 |