[原子力産業新聞] 2001年12月6日 第2115号 <3面>

[米国] 下院、原子力賠償法の更新を承認

米原子力エネルギー協会 (NEI) が先月末に伝えたところによると、米国議会の下院はこのほど米国における原子力賠償システムの枠組みであるプライス・アンダーソン法の更新を承認した。

同法は来年8月に期限切れを迎える予定。今後、議会上院が更新を承認すれば15年間の期間延長が可能になることから、エネルギー省長官は同法の更新手続きが迅速に進むよう呼びかけている。

下院を通過した法案では、原子力発電所における過酷事故時の賠償責任範囲の枠組みである基準条項を超えて、9月に発生した同時多発テロ事件を踏まえた原子力保障条項が含まれていると伝えられている。


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