[原子力産業新聞] 2002年2月14日 第2124号 <3面>

[ブルガリア] コズロドイ原発3、4号機の閉鎖時期、年内決定ヘ

1日付けでブルガリアのコズロドイ原子力発電所が伝えたところによると、同国のS.サクスコブルク・ゴーサ首相は1月末に同発電所を視察した後、3、4号搬(各44万キロワット、VVER)の早期閉鎖時期について年内にも最終判断を下すと明言した。

記者会見の席で同首相は、「いかなる決定にせよ、今年制定される新しい国家エネルギー戦略全体に沿ったものになる」と指摘。そのための審査がまもなく完了し、来月にも具体的な議論が始まることを明らかにした。

99年11月29日にEUと結んだ協定で、ブルガリアはコズロドイ1、2号機を2003年までに閉鎖すると約束。3、4号機については今年末までに閉鎖の最終日程を決めることになっている。

ただし、HUのG.フェアホイゲン拡大EC担当委員は翌30日の声明で「3、4号機は遅くても2006年までに閉鎖されるとEC側は理解している」と明言していた。

なお、現在のブルガリアの国家エネルギー政策では、3、4号機は2010年まで運転を継続すると明記されている。


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