[原子力産業新聞] 2002年2月21日 第2125号 <3面>

[エンタジー社] 年間収益、過去最高に

米国のエンタジー祉は1月31日、2001年の決算を公表し、原子力事業が引き続き好調な伸びを示したことなどから年間収益が過去最高の7億2620万ドル(973億円)に達したと強調した。

同社の主要な事業は、(1)発電・売電(2)原子力など非規制の競争事業(3)ガスを含むエネルギー卸売りサービス−に大別される。同社の最高経営責任者は、「難しい経済情勢や商品価格の低迷、ここ100年間で最も穏やかだった天候にも拘わらず最高の事業実績を残せたのは、優れた操業実績と財務力を組み合わせた慎重かつ系統だった戦略の賜物」と強調している。

州および地元自治体の規制を受けない原子力事業に関しては、2000年に4920万ドルだった収益が一拳に1億2790万ドル(171億4000万円)に拡大。この159%という大幅な伸びは、年間を通じて良好に稼働したインディアンポイント3号機(102万3000キロワット、PWR)とフィッツパトリック原子力発電所(82万9000万キロワット、BWR)、および昨年9月に購入したばかりのインディアンポイント2号機(97万5000キロワット、PWR)の貢献によるものだと指摘した。これら3基の2001年第4四半期の平均設備利用率は95.4%に達している。


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