[原子力産業新聞] 2002年2月28日 第2126号 <1面>

[日本原燃] 「MOX工場安全対策は妥当」

日本原燃が青森県・六ヶ所村に建設を計画しているウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場について、同工場の安全性を検討する青森県の「安全性チェック検討会(主査・大桃洋一郎環境科学技術研究所理事長)」は、25日開催の第4回会合で、原燃の安全対策を「おおむね妥当で適切」と評価した。

会合では、4月に開催される次回検討会で取りまとめる予定の最終報告に向けての意見交換が行われたほか、国側による、原子力安全委員会専門部会が取りまとめた安全審査指針案についての説明や、原燃による安全性についての説明も行われたという。

青森県側は今後、検討会の最終報告を踏まえた上で、賢人会議や県議会、県内で県民向けの説明会を開催するなどして意見を集約し、最終的には木村守男知事が、受入れの可否を判断する。


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