[原子力産業新聞] 2002年4月25日 第2134号 <1面>

[原産会議] 年次大会で、優美な姿「綾子舞」

年次大会の初日には、新潟県柏崎市に伝わる綾子舞 (あやこまい) という古典芸能が披露された。同市綾子舞保存振興会の人たちによって上演されたもので、壇上で3人の少女が頭にユライと称する赤い布をかぶり、振袖、だらり帯、白足袋の服装で扇を持って、笛、太鼓、唄のお唯子にあわせて見事な踊りを披露。会場につめかけた参加者は、しばし優雅な古典芸能を堪能し、拍手を送った。

綾子舞は出雲の阿国 (おくに) の初期歌舞伎を色濃く残す古典芸能として知られており、500年以上にわたって同地区で保存・伝承されてきた。国の重要無形民俗文化財にも指定されている。綾子舞由来の黒姫神社 (柏崎市内) 秋の祭礼に毎年奉納され、地元はじめ全国からつめかけるファンも多いという。


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