[原子力産業新聞] 2002年5月16日 第2136号 <2面>

[原子力安全委調査会] 来月19日にワークショップ

原子力安全委員会の特定放射性廃棄物処分安全調査会(秋山守会長)は、6月19日午後1時30分から5時30分まで、東京都江東区青海の日本科学未来館みらいCANホールで「第2回HLW安全調査ワークショップ〜立地選定段階における安全要件の考え方--」を開催する。

当日は、第一部「海外における事例について」の中で、(1)米国におけるサイト特性調査と安全規制について(元米国原子力規制委員会R・バーネロ氏)(2)仏国における地下研究施設での調査について(原子力安全防護研究所F・ブニュ氏)--の海外事例2件を発表。第2部では、立地選定段階における安全要件の考え方をめぐりパネル討論が予定されている。東原紘道・同調査会会長代理をコーディネータに、石橋克彦神戸大学教授、井上大榮電力中央研究所研究参事、山崎晴雄東京都立大学教授らがパネリストとして参加する。

特定放射性廃棄物処分安全調査会は、国内外で高レベル廃棄物処分計画が検討されていることや関係機関で調査研究が進められていることを踏まえ、処分の安全確保と評価に関する考え方を調査審議している。一般などからも広く意見をきくため、今回同ワークショップを開催する。


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