[原子力産業新聞] 2002年5月16日 第2136号 <4面>

[サイクル機構] 東海村に総合交流施設建設へ

核燃料サイクル開発機構は15日、2003年4月にオープン予定の東海総合交流館(仮称)の建設記念式典を行った。近く着工し、2003年3月の完成をめざす。同交流館は「研究開発成果の普及」「情報公開」「リスクコミュニケーション」の拠点として原子力関係者はもとより広く一般にも気軽に利用してもらい、「科学技術と交流する場」「創造性豊かな文化と交流する場」「地域の方々と交流する場」として活用していく目的でもうけられるもので、東海駅東口駅前に位置する。敷地面積は約2198平米。建築面積は1371平米、延床面積は2907平米。鉄筋コンクリート造(地上3階建)。

同交流館には250席規模の多目的ホール、原子力情報の提供などに活用されるインフォメーションルーム、サイクル機構の研究成果を公開する成果普及室、映像、音楽の編集やインターネット配信等の機能をもうけたIT編集室、パソコンコーナーなどが設置されることになっている。

こうした施設を活用し、サイクル機構の研究開発成果の発表やサイクル機構の特許情報等の公開、また民間企業の製品開発支援、各種データベースの公開。また情報公開にむけて、原子力に関する情報提供や原子力リアルタイム情報の提供、ITライブラリーの運用が行われることになっている。またリスクコミュニケーションをはかるために、フレンドリートークの開催、双方向型RCウェブサイトの運用等が考えられており、多日的ホール、パソコンコーナー、インフォメーションルーム、会議室等の設備がこれに活用されることになっている。


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